親なるもの 断崖を読んだ感想

親なるもの 断崖は、曽根富美子さんが自分の出身地である室蘭の発展の歴史の背景に支柱となった幕西遊郭を舞台に描かれた漫画作品で、戦後70年を機に再販されたので読んでみました。

室蘭が鉄の街であり、名を知られることのない多くの男女の犠牲によって作られてきた街だというのを知ったのもこの漫画がきっかけで、学校の歴史の教科書にも記されることのない事実をこの漫画で知ることができたのは良い機会でしたが、平和ボケしている私たちのような現代人にとって是非とも一度読んで欲しい作品だと思います。

一人一人の命の重さがあまりにも軽く、現在この時代に生きていることがどれだけ幸せなことか、というのを改めて実感させられたというのが感想です。

親なるもの 断崖を読んでの感想としてショックだったのが、女性の地位がこんなにも低いのが当たり前の時代だったということです。

また、家族の絆よりも一家の大黒柱としての名誉のために、自分の女房や子供を売ってしまうという事実にも衝撃を受け、実際女性が初めて職業人として働いた仕事が遊女というのも、日本の重苦しい歴史が存在したことを知らないまま来てしまったというのが恥ずかしいとも思いました。

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